点火時期の改善

 NA6CEロードスターをキャブ化すると点火時期の問題が発生します。
 ROMチューンページにも書きましたが、エンジンパワーは、点火時期の影響が大きいです。
 点火時期を見直す事で驚く程フィーリング等が良くなりますよ。
 ノーマルECUでも走行に問題は、有りませんがキャブ化したのに実際には、インジェクション時より
 パワーダウンしていたり扱い難い車になったりしています。
 ノーマルのまま使用されてるキャブ車オーナーの方この機会に点火時期を見直しましょう!!


 ITC

 
APEXのITCを使用する事で結構点火時期を改善する事ができます。
 ITCは、5つの回転域を任意で±15°の範囲で調整できるのでMAPの山をある程度変更でき
 ノーマルECU使用時には、効果大ですが細かい制御は出来ませんし、物自体も結構高価です。
 私は、ITCを使用して結果をフィードバックしてROMに書き込んでましたITCは、結構使えますよ。

キャブ用ROM

 やっぱりキャブ化にしたらROMを変更するのが一番良いと思います。
 フリーダム等フルコンを使えば負荷軸も使えて細かく制御できますが、
 点火時期の為だけにフルコンは贅沢すぎます(笑)
 ROMを回転進角用に書き換えるだけでもノーマルより、格段良くなります!


 
NA6CEロードスターの場合キャブ化にした場合エアフロを外すと信号が入らず故障と判断され
 フェイルセーフで故障用のマップを読んでしまいます。

 エアフロを残してフラップを固定して信号を入れても低回転か高回転どちらかが犠牲になってしまいます。

 下の数値は、最大負荷時のNA6の点火MAPから点火時期に換算した数値です。
 上段が換算値で下段がイニシャル10°セット時の点火時期です。

ノーマル全開 1.7 1.7 6 9.5 13.3 16 19 17.5 24 24 22 20.6 20.6 20.6
ノーマル全開補正 10 10 14.3 17.7 21.6 34.3 37.3 35.8 32.3 32.3 30.3 28.9 28.9 28.9


 例えばノーマルROMでエアフロフラップを全開固定してイニシャルを10°にセットした場合
 MAPの山は、中回転MAX37.3°になりそこから高回転で28.9°まで下がる山型になります。

 中回転の点火時期が進みすぎるのでを遅角させる為クランクアングルセンサーで全体に
 遅角させると高回転でのMAX点火時期も当然遅角されるので
 高回転域が物足りなくなります。

 高回転の進角を増やすと中速では、点火時期が早過ぎてノッキングがでたり
 トルクが無くなりパワーは、求められません。

 キャブ用ROMは、この点を改善し適正な進角をさせる事が出来る為
 低回転から高回転まで適正に進角させる事ができフィーリングやエンジンの吹けあがりが良くなります。
 もちろんエアフロは必要無いので取外してエンジンルームがすっきりします。


TSR B6キャブ用ROM Verアップ完成  Ver4&Ver5

 NA6CEロードスターのキャブ専用ROMのNEWバージョン完成しました!
 VERVとの違いですが、全く別物と考えてください。VERVは、最大点火時期を4000〜5000RPM付近
 に持ってきてそこから点火時期を抑えてお譲りしてました。
 本当は、高回転域の進角増やしたかったんですが、万が一の事を考えて高回転域は、大きいマージンを取り
 その代わり高回転までのフィーリングとトルクを稼ぐ為5000rpm位までの進角は大きくしてました。


 今回のVerX実は、私のロードスターでずっと使用していた内容を少し改善した物です。
 MAXタイミングは、34.5°に設定してあります私が使用していた物は、35.5°でした。

 今回、高回転MAX34.5°と33°になる2タイプ出品します。
 私のロードスターの仕様で(圧縮比11:1)Ver5 34.5でノッキングも発生せず一番フィーリングがいいです。


 下のグラフは、TSR ROMと他のROMを点火時期に直して比較した物です。
 ノーマルエアフロ全開で使用されてる人は、このグラフを見るといやになるかも?
 ノーマルでは、急激に進角されて中回転域では、結構トルクフルに感じますが実際には、
 ノッキングが出易く高回転域の伸びが無く出足だけは良い感じがします。
 いかにノーマルのMAPがギクシャクしてて使えないか解ると思います。
 この凸凹を綺麗にするだけでもフィーリングは、良くなると思いますよ。

 



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